管理栄養士であり、1型糖尿病とともに生きる一人の当事者として。
わたしがこの教室を始めた理由をお話しします。
18歳の時、1型糖尿病になりました。それまで当たり前だった「食べること」が、突然「これを食べても大丈夫かな」という不安に変わったのを、今でもよく覚えています。何を食べたらいいのか分からず、ひとりで悩んでいました。
その経験があったから、「自分の体を守る食事とは何だろう」と深く考えるようになり、管理栄養士の資格を取りました。自分自身の健康を守りながら、同じように悩んでいる方の力になりたい——料理教室を始めたのは、そんな想いからです。
難しいことより、続けられることを大切に。
我慢ではなく、笑顔で続けられる食卓へ。
あの頃の私と同じ方に、そっと寄り添いたい。
今も大きな合併症なく元気に過ごせているのは、バランスの良い食生活を、おいしく楽しくこつこつ続けてこられたおかげだと感じています。何を食べたらいいのか分からず不安だった、あの頃の私と同じように悩んでおられる方が、きっと今もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方に寄り添いながら、無理なく続けられる食べ方を一緒に見つけていけるよう、栄養相談や料理教室を通して知識をお伝えしています。
「特別なことは、何ひとつしていません。
しくみを知り、理解して食べることの積み重ねが、
丈夫なからだをつくります。」